ご挨拶
「歌は世につれ、世は歌につれ」と言われるように、人生に変化はつきものである。また「変化はチャンス」と言われるように、その変化にどう対応するかで時として人生も大きく変わってくる。変化にうまく対応出来れば、思ってもいなかった人生が拓けてくることもあるだろうし、逆に対応を誤ると夢見た人生とはほど遠い結果を招くこともあるだろう。その変化をキーワードにしていまの日本が置かれている状況を考えると、日本はもちろん世界も大きな変化の真っ只中にいることに気付く。
中国やインドそしてロシアなど大人口国の急速な先進国入りは、世界的な資源の猛烈な争奪戦を惹き起こしているし、国内では人口の減少、少子化、高齢化が本格的に進みはじめている。長期間にわたって馴れ親しんでいた超のつく金融緩和や低金利時代も終わり、デフレからの脱却も視野に入ってきた。
この変化を受けて不動産や株式といった資産市場も俄かに元気を取り戻しつつあり、日本経済も長かったトンネルから本格的に脱する気配も濃い。なかでも最も大きな変化は、その昔の日本と今の日本とでは既に国の形が大きく変わっていることである。戦後日本の成長を支えてきた日本型発展システムの中心だった製造業の多くは中国などへ移転し、かつて輸出大国だった日本の座も中国へと移りつつある。単なるモノ作りではもはや中国などに勝てるはずもない。これからの日本はブランド力や知的所有権で勝負しなければならなくなってきた。つまり知恵や情報が重要な時代になったのだが、幸いなことに個人金融資産は1500兆円もあり、金融立国、投資立国を目指す選択肢がある。
また情報技術の発達という大きな変化もある。いまや世界のどこにいても世界中の出来事が一瞬にして入手出来る時代であり、かつてのような一部の人たちによって情報が握られている時代ではない。世界中の人たちと一緒に、世界中の市場を駆け回れる時代になっているのである。この変化を活用しない法はない。
「情報を制するものが世界を制する」という点では昔も今も同じだが、洪水のように押し寄せる情報を如何に読み処理し活用するかがこれから最も大切になってくる。
そのためには的確な情報を提供し、かつ最も適切なアドバイスを行なえるサービスが必要になってくるのは必至である。この必然的な社会のニーズにこたえて、プロの助言者としての高い理念と深い知識を持ち、かつ信頼される存在となることを目的として、この度設立されたのがNPO法人IFA協会である。志と初心を忘れることなく今後も研鑽を重ね社会のお役にたつ努力を続けていくことが本会の大きな目的である。
NPO法人 日本IFA協会
理事長 三原淳雄
年金制度に頼っていては安心して老後を過ごすことができない、と不安を感じながらも資産運用に自信のある人は極めて少数派です。じつのところ、自分の財産は自分で守るしかないわけで、個人の金融資産を預貯金から投資へとシフトせざるを得ないわけです。そのとき、個人投資家が本当に必要としているのは、自分の事を親身に考えてくれるプロの投資アドバイザーです。しかし、フィナンシャル・プランナーの多くは、金融機関の側に立った人々が多数を占めているのが現状です。
とはいえ、これからは金融のプロとして様々な商品のメリット・デメリットを理解したうえでのポートフォリオの作成や、セカンドオピニオンとしてお客様の相談にのり、買う側に立ってお客様と一緒に悩みに立ち向かい喜びを分かち合える資産運用の「ホームドクター」としてのIFAが求められています。
多くのフィナンシャル・アドバイザーがIFAとして活躍できる環境を整え、日本IFA協会の会員には常に自己研鑽を積み1人でも多くの個人投資家のお役に立てることができないか工夫しています。同じような志を持つフィナンシャル・アドバイザーの方々におかれてはぜひIFAにチャレンジしていただきたい。私どもとともに日本における投資環境を正しい方向に導いていきたいと考えております。
NPO法人 日本IFA協会
副理事長 木村 剛
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